いよいよシリーズチャンピオンが決定される最終戦です。　我々チームは先回の第５戦終了現在シリーズランキング1位。しかし、2位のチームとのポイント差は僅差の1点です。逃げきれるか！！

さて今回のレースは相当気合が入りました　レース1週間前の練習走行でライバルチームのマシンにラップタイムが約1秒負けていた為、その後サスペンションの変更とエンジンマウントの強化をしてレースに臨みました。予選当日のフリー走行でラップタイムを0.5秒上げる事に成功。予選で4番グリットを獲得し翌日の決勝に｡

　いよいよ決勝です！朝からただならぬ雰囲気のサーキット。10時30分レーススタート！第１ドライバーは作戦どおりにポジションをアップし2番手に。その後のドライバーチェンジもうまく行き途中ポジションを3番に落としたものの最後のドライバーチェンジで見事に逆転し2位に復活。このまま2位フィニッシュでシリーズチャンピオン獲得か！残りの燃料も若干余裕が有りトップまでほんの数秒差！プッシュできる、追いつける、いや追い抜けるかも！まるで映画のワンシーンの様なカッコよさでマシンは駆け、エースドライバーも次々とファステストラップをたたき出します。チェッカーまであと１５分となり、サーキットにいる誰もがシリーズチャンピオンを確信し始めたその時、突然のクラッシュ音と実況アナウンサーの叫び声が！！「タイヤが外れコースを転がっています！なんとチャンピオン目前のパルクフェルメがコースアウト！！」ありえない事に右フロントタイヤがハブから折れて飛んでしまったのです。勝利の女神は我々に微笑んではくれませんでした。

こうして最終戦は初のリタイヤで終わり、残念ながらシリーズチャンピオンを逃してしまいました。用意していたドンペリ（？）はお預けですが、シャンパンファイトがいつか出来る日がくればと思います。ドライバーの皆さんお疲れ様でした。応援していただいた皆様ありがとうございました。

今回のレースは予想以上に厳しい戦いとなりました。ルールにより、前レースの優勝者は2リットル燃料を抜かれてしまう為、スタート直後から我慢の燃費走行を強いられ順位を落とす、なすすべ無しの状態でした。レース残り1時間からペースを上げるも、残り15分でついにガス欠症状が発生・・・・。残念ながら8位入賞が精一杯の結果でした。応援に来ていただいた皆様ありがとうございました。

コース改修により今回のレースからラップタイムが3秒ほど早くなった為今までより30周多く周回する事になりマシン、ドライバー共に辛いレースとなりました。予選2番手からのスタートで、中盤は我慢の燃費走行で4番手まで後退。しかし残り1時間から追い上げに入り残り30分よりベストラップを連発し、ついにトップ！そのまま逃げ切ってチェッカーフラッグ！！